大下 晴美(大分大学 医学部 准教授)

周囲の人たちの理解と協力に支えられて両立を実現
福岡県出身。
長崎大学大学院(修士課程)終了後、高校教員として14年間勤務。
平成22年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期を終了し、博士(教育学)取得。
平成23年大分大学医学部に着任、現在に至る。

学生の喜びが最大の報酬

教育学に唯一の答えはありません。どんなに素晴らしい指導法でも、時や場所、対象が変わればその効果は変化します。その効果をできるだけ向上させるように、創意工夫できる点に魅力を感じています。また、私の研究は授業に直結しているので、研究成果を授業で実践することによって、学生が「英語の授業が楽しかった」「英語が好きになった」「英語力がついた」と言ってくれることが最大の研究の報酬です。

くじけそうになった時、自分を奮い立たせたのは、生徒たちの存在

高等学校に勤務している時に、英語で悪戦苦闘する生徒の姿を見て、この子たちの努力が実を結ぶように自分の授業力、指導力をもっと磨きたいと考え、博士課程に進学することを決意しました。しかし、働きながらの博士課程の3年間は本当に大変で、何度もくじけそうになりました。そんな私を支えてくれたのはやはり教え子たちでした。教師である私が挫折をしては、生徒にがんばれと言うことが出来ないと何度も自分を奮い立たせました。あの時ともに学び、励ましあった生徒たちに本当に感謝しています。

次の世代のよき理解者・支援者として感謝の気持ちを還元したい

1年前から父の介護が始まり、ワークライフインテグレーションについて真剣に考えるようになりました。恵まれた職場環境のおかげで、なんとか両立を図っているという状態ですが、周りの方々のご理解とご協力には本当に感謝しています。今後はもっと高い水準で、自分のワークライフに満足できるよう、仕事の効率化を図ると同時に、次の世代のよき理解者・支援者としてこの感謝の気持ちを還元していきたいと思っています。

未来の若者たちのために「働きやすい県大分」を創り上げたい

大学の研究者は、異なる分野の研究者や自分のコミュニティ以外の人との交流が希薄になりがちです。今回の事業は、様々な業種の研究者や組織との協同事業であるため、視野の拡大に繋がると期待しています。また、異なる組織の問題を共有し、解決策をともに模索することによって、「働きやすい県大分」を未来の若者のために創りあげていくことが出来ればと願っています。

[Advice for you] 挫折や後悔は、新たな未来への第一歩

人生には常に「選択」がつきまといます。たとえ自分が選んだ道であっても、挫折しそうになったり、後悔したりすることはあると思います。しかし、これこそあなたが「がんばった」証拠であり、新たな未来への第一歩なのです!